沚消沙の物置

日々のメモ書き

アケコンの静音化

はじめに

この記事は静かなアケコンを「手に入れる」という目的から逸れ、いつの間にか静かにするための「改造をする」ことが目的になっていた愚か者が作成しています。

「静かなアケコン」そのものが欲しい方は、素直に静音仕様のアケコンを買った方がよいでしょう。

今回の素材

本日調理するのはこのHORI リアルアーケードPro.VX SA

結構前に購入したもので、最近のアケコンとはボタン配列が違ったりします。

型番のSAは三和電子製のパーツを使用しているためらしいですが、パーツは全てセイミツ製に置き換えてしまっているため実質SEです。尊厳破壊です。

格闘ゲームを始めてしまい、折角なので持っていたアケコンを使ってみようということで試してみた。
今まではSTGぐらいでしか使っていなかったため、あまり気にしていなかったが、まぁこれがうるさいのなんの。

そもそも何故うるさい

  • まずはボタン。

    勢いよく叩くとプラスチック同士が衝突してでかい音が鳴る。

  • 次にスティック。

    動かすたびにマイクロスイッチがカチカチカチカチ。
    勢いよく操作すると、レバーが内部のパーツに衝突してでかい音が鳴る。

  • 最後にボディ。

    発生した様々な音が内部の空洞により響く。楽器かな?

ということで、これらの要素をどうにかする。

改造

というわけで改造する。このあたりで改造することが目的になっていることに気付く。

ボタン

使用しているのはセイミツのクリアボタン(Φ30Φ24)。

ボタンをバラし、内部にクッションとなるゴムワッシャーを置く。(四方の出っ張りにそっと置く)

ゴムワッシャー

  • Φ30ボタン用: 外径25mm、厚み0.5-1.0mm ()
  • Φ24ボタン用: 外径19mm、厚み0.5-1.0mm ()

ワッシャーを置いた後の図

クリアボタン特有の問題として、ボタンとカバーが固定されていないことによるガタツキがある。

なのでボタン側にこのように滑り止めとなるテープを貼り、はめ込んだ際にパーツが固定されるようにする。

はめ込んだ図

あとは最初に置いたゴムワッシャーがズレないように慎重に組み立てる。

スティック

使用しているのはLS-32だが、マイクロスイッチの改造とかいう話になってくるので、今回はそのまま行く。
多分変に改造するよりも普通に静音スティックを買った方が早い。

ボディ

空洞にはスポンジを詰めればよいとの先人たちからのお言葉に従い、スポンジを詰める。

スカスカな内部

吸音スポンジで調べると、ウレタンスポンジやメラミンスポンジなんかが良いと出てくるので、メラミンスポンジを適当に詰める。

適当にスポンジを詰める、本当に適当

当初はちゃんと型取ってきれいにやろうと思っていたが、初手でズレたので諦めた。

で効果は?

計画性のない人間が改造前の動画を取っているわけもないので体感で・・・

ボタンの音は半減ぐらい、スティックは1割減程度。

ここまでやっておいてアレだが、恐らく静音仕様の部品やらを買った方が遥かにいい。

そう思い、静音スティックの型番を調べ始めるのであった・・・。


ダミーデータ

tl; dr

何か書く度に調べるのも面倒なのでまとめておく。

IPアドレス

ドメイン

電話番号

日本ではダミー用の番号は特にないっぽい。
総務省のサイトを参考にルール上存在しない番号を作成するしかなさそう。

総務省|電気通信番号制度|電話番号に関するQ&A

海外なんかでは撮影用にダミーの番号が確保されているらしい。

555 (telephone number) - Wikipedia

Fictitious telephone number - Wikipedia


気が向いたら追記する。


スクロールリングのベアリング化

tl; dr

  • Expert Mouse (EM7)のスクロールリングをベアリング化するメモ

注意書き

Expert Mouseはロットによって各所の寸法が異なっている場合があるらしい。
記事内の寸法はあてにせず、実際に計ってから作業した方が実際安全。

分解

ネジを外し、スクロールリング部分を取り外す。

取り外したものがこちらになります

次に金属リングを切り離す。

赤丸の箇所を切り落とす

4か所切り落とすと、金属パーツが外れる

半円パーツまで外した図

半円パーツについている小さな球(セラミック球?)は、なくしやすいので注意

中にはスラストベアリングっぽいものが入っている

ローラーはゴムっぽい素材

ベアリング化

このパーツをスラストベアリングに置き換えたいが、丁度良いサイズのものがない(内径58mm x 外径70mm x 幅3mm)

なので、先人たちの知恵を(勝手に)借り、ローラーをベアリングに置き換える。

取り付けるベアリングは「内径1.0mm x 外径3.0mm x 幅1.0mm」

ベアリングの両端に、幅1mm程度に切ったコードの被覆をつけ、スペーサーに

ベアリングが滑らかに回るよう、プラ板をカット(内径58mm x 外径70mm x 厚さ0.3mm)して溝埋め板を作成

リング本体 -> 溝埋め板 -> スラストベアリング(?)の順に合体

半円パーツと金属パーツを取り付け、最初に切断した部分を接着

あとは組みなおして完了。(画像略)

youtu.be

換装した感想としては、回転抵抗が下がったのが嬉しい。
ただし、ちょいと音が騒がしめな感がある。

トラックボール静音化メモ

tl; dr

  • Expert Mouse (EM7)の静音化メモ

ボタン

購入直後、オムロンのボタン(D2F-01F)に換装していたが、思ったよりカチカチ音が気になったのでKailhの静音ボタンに変更。

オムロン製ボタンにしていた頃

静音ボタンに変更

緩衝材

ボタンから指を離した際にバネみたいにビヨヨンとなるのが気になるので、接触する部分にクッションになりそうなもの(エーモンのハーネス結束&保護テープ)を貼っている。

ボタン裏のT字状になっている部分

クッションを貼り付け

ボタンの側面にもクッションを貼り付け

雑記

スクロールリングとか支持球のベアリング化とかもしてみたいお年頃。
そのまま換装できる細いスラストベアリングとかないだろうか・・・?

マザボが起動しなくなった備忘録

tl; dr

急にどした?

急にマザボ(ASUS TUF GAMING Z790-PLUS D4)がうんともすんとも言わなくなって焦ったので備忘録

現象

  • 通電してもマザボ上のLED(Q-LED含む)点灯せず
  • 電源ボタン無反応(直接ピンをショートさせても駄目)
  • PCIeデバイスのステータスLEDは点灯している(マザボ自体に電気は来ている)

試した事と結果

※作業時は電源を抜いて、放電させてから取り組むこと。

余白

電源の故障かもと思ってATX電源テスターをポチったが、届く前に解決したので無駄に1700ダメージ。

I226-V 通信エラーメモ

tl; dr

My New Gear...

ねんがんの 13世代CPUを かったぞ

構成は以下の通り

ネットが不安定

というわけで組んでみたが、ネットが不安定。

なんか通信すると数秒おきに切断される。

Armoury Crate(ASUSの管理ツール)でドライバー類を最新にしても改善せず。

解決手順

  1. intelの公式から最新版(現時点で27.8)をダウンロード
  2. インストールされているアプリ一覧からIntel(R) Network Connections ~をアンインストール1
  3. 1.でダウンロードしたドライバーをインストール

とりあえずインストールして数日経ったが、現象は再発していないもよう。

参考

Z790 Hero MB Intel(R) Ethernet Controller I226-V constantly disconnecting just like I225-V was : ASUS

Windows 11 で "このデバイスにドライバ― : iqvw64e.sys が読み込めません”というエラーが発生。 - 私のPC自作部屋

追記 (2023/1/27)

頻度こそ減ったものの、まだ切断が発生するときがある。

www.techpowerup.com

完全な回避策はまだないらしい

追記(2023/2/25)

パケロスや速度低下はまだしも、ちょくちょく切断されるのには耐え切れなかったので、結局別のLANカードを買ってしまった。


  1. これをしないとメモリ整合性周りでエラーが出るかも(1敗)

CO2測定器

tl; dr

  • 環境測定器(温度/湿度/CO2濃度)作った

CO2センサー

「日中眠くなるし、CO2濃度が原因かもなぁ(責任転嫁)」的なノリで2年前ぐらいに買ったCO2センサー(MH-Z19B)くん。

その後、某感染症の流行等で換気がさけばれ、CO2濃度計の需要が高まったり色々あったが、結局ブレッドボードで少し遊んだだけで放置していたので、これを機にちゃんと組み立てる。

温湿度センサー(AM2302(DHT22))と液晶もつけて遊んでいた図

CO2濃度はセンサーの基板部分から取得可能だが、せっかくコネクターがついているのでここから取得している。 接続にはaitendoのCN125SS-2P(7極)を使用。

CO2濃度取得処理

#include <SoftwareSerial.h>

// UART通信で使用するピンを指定
#define UART_RX A0
#define UART_TX A1

// CO2センサー(MH-Z19B)
SoftwareSerial MH_Z19B(UART_RX, UART_TX);

// CO2濃度リクエスト
byte request_co2[9] = {
  0xff, 0x01, 0x86, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x79
};

void setup() {
  // MH-Z19B初期化(ボーレート: 9600)
  MH_Z19B.begin(9600);

  // シリアルモニター初期化
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  // UART通信
  byte responseMessage[9] = {0};
  MH_Z19B.write(request_co2, sizeof(request_co2));
  MH_Z19B.readBytes(responseMessage, sizeof(responseMessage));

  // 濃度計算
  int ppm = (responseMessage[2] * 256) + responseMessage[3];

  // シリアルモニターに出力
  String message = "co2: ";
  message.concat(ppm);
  Serial.println(message);
  
  delay(5000);
}

温湿度取得処理

#include <string>
#include <sstream>
#include <DHT.h>

// 使用するピンを指定
#define DHT_DATA_PIN 1
#define DHT_TYPE DHT22

// 温湿度センサー(AM2302(DHT22))
DHT dht(DHT_DATA_PIN, DHT_TYPE);

void setup()
{
  // AM2302(DHT22)初期化
  dht.begin();

  // シリアルモニター初期化
  Serial.begin(9600);
}

void loop()
{
  // 温度・湿度を取得
  auto temperature = dht.readTemperature();
  auto humidity = dht.readHumidity();

  // シリアルモニターに出力
  std::stringstream ss;
  ss << "Hum: " << humidity << "%, Temp: " << temperature << "℃";
  Serial.println(ss.str().c_str());

  delay(5000);
}

github.com

ケース作成

以前3Dプリンターを買ったので、練習もかねてFusion360モデリング

モデリング

あとは適当に配線した基板をケースに詰め込む。

つめこむ

完成

蓋をして完成。

最初はバッテリーとか電池で長期運用ができないかと思っていたが、消費が大きそうなので断念。

動作のようす

裏面